インサイドセールス担当の大野です。今回は「アウトバウンドコールに有効な時間帯」についてお話いたします。
日本企業の標準的な営業時間は9:00~18:00です。その中で、ターゲットが落ち着いて提案を聞くことができる、アウトバウンドコールに最も適した時間帯はいつでしょうか?
インサイドセールス担当者が自身の経験則から考える、アウトバウンドコールの最適なタイミングについてお伝えします。
経験則で考える、アウトバウンドコールの最適なタイミング
コールのタイミングその①午前中
コールするのに100%確実なタイミング、すなわち、相手が電話に出ると確約できる時間というものは、言うまでもなく、ありません。当然ではありますが、相手先の職場状況を見る事は出来ないからです。
しかし、経験を元にお伝えすると、以下の段取りでコールすることで、コンタクト率を高めることができるように思います。
まず午前中にコールし、ターゲットの1日の様子を把握する
→結果、当日の会議スケジュール、帰社時間を聴取出来れば当日中に再コール
その日のコールリスト全件へ午前中コールする事は無理だと思いますが、一定量のリストは午前中(早め)にコール出来ますよね。
(リストを選別する機会があれば、有力なリストについては可能な限り午前中に1度コールするのも良いでしょう)
進捗重視の場合はまた別ですが、基本的な手法の一つとして日々実行しているポイントとなります。
コールのタイミングその②あえて、中途半端な時間帯に
一般的に会議などの開始時間は11:00~ 13:30~と、きりのよい時間から組まれる事が多いため、そうした「きりのよい」時間にコールすると、繋がらないケースが予想されます。
そのため、11:40頃や14:10頃など、会議終了を想定して、あえて中途半端な時間帯にコールすることでコンタクト率が上がる場合があります。
しかしながら、”きりのいい時間は回避”ばかり意識してしまうとコールの手が止まってしまい進捗に影響してしまうことも。この方法は全てのリストに使うのではなく、特にコンタクトしたいリストを選別して実行すると良いでしょう。
基本的に、それぞれのコールプロジェクトでターゲットとなる、選定・起案を担当するキーマンや要職者は多忙でMTGが多く、離席されている事も多いです。
(ご自身の会社のキーマン、要職者のスケジュールを見てみると参考の一つになるかもしれません)
そのために、
①午前中コールして、1日のスケジュールを把握する
➁きりのよい時間のコールを回避してみる
といった対策が必要となるのです。
コールのタイミングその③かけてはまずい時間帯
基本的に定時以降はできるだけ避けた方が良いでしょう。
定時外は定時間内とは異なった就業状況になっている場合(責任者のみがオフィスに残っているなど)があり、その意味で、あえてコールするのが有効な場合もありますが、就業時間外にかけてくる=配慮が足りないと思われる可能性があるため、お勧めはしません。
また、時間外アナウンスを流している企業も多く、決して効率的とはいえません。
特に経理部や人事部などの間接部門は、残業しない企業が多いため早めの時間帯にコールする事をお勧めします。
まとめ
以上、アウトバウンドコール実行における最適なコールタイミング、つながりやすい時間帯、またかけてはいけない時間帯についてお伝えしてきました。
100%確実につながる時間帯がある訳ではないですが、ターゲットのスケジュールを把握し、応対しやすい時間帯にコールすることで、アウトバウンドコールの成功率を高めることができます。
なお、部門別のコール戦略については、以下で詳しく案内しています。
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投稿者プロフィール
- 中の人は複数人。インサイドセールス担当からデータ関連担当大臣まで、交代で執筆しています。News、マーケティング用語集等お役立ち情報をアップしていきます。
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