そのメルマガ、ちゃんと届いてますか? ~ツールを使ったメール一斉送信の注意点

そのメルマガ、ちゃんと届いてますか? ~ツールを使ったメール一斉送信の注意点|株式会社アイアンドディー MAシナリオ
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こんにちは。I&D BtoBマーケティング部 森川亜希子です。
なかなか外訪も難しい昨今、メルマガを活用して、積極的に情報発信していきたいと、絶賛お取り組み中の方も多いのでは。

メール配信ツールを利用して一斉にメルマガ配信。簡単便利。でもそのメルマガ、ちゃんと届いてますか?

メール配信ツールでの一斉送信、注意点について

メール配信時の注意|株式会社アイアンドディー

一概に不着と言っても、様々な理由が想定されます。
システム上お客様に届いたことになっていても、お客様の目に触れなければ「不着」となります。本稿では、お客様の目に届かない状況を不着と定義し、以下「不着の理由」を掘り下げていきたいと思います。

なりすましではありません ~CNAME設定

アドレス間違いを除くと、メール不着の大きな理由の一つは「メール配信ツールを使って配信されるメールは、スパム認定されやすい」というものになります。
スパム認定されてしまいますと、メールはお客様に届いているものの、自動的にスパムメールフォルダに振り分けられてしまいます。これでは、よっぽどのことが無い限り誰の目に触れることもなく、クラウド海の藻屑と化すのです。せっかく精魂込め、有益な情報を盛り込んだのに、、、悲しくてやりきれません。

なぜ、メール配信ツールから送るメールがスパム認定されやすいのか。

メール配信ツールを使うと、当然ですが、送信するメールサーバのドメインと、送信者メールのドメインが異なってしまいます。そうすると、メール送信先のサーバが「ドメインが違う!なりすましか?怪しい!よし、スパム認定!」と判断してしまうのです。

そこで登場するのが、CNAME設定です。
要は、送信先のメールサーバに「怪しい」と思わせなければよいのです。そのため、「メールのドメイン、違うけど、怪しくないYO!」=CNAME設定を行います。今お使いのメールサーバ設定に、ツールのCNAME情報を追加することで、なりすましではない!と表明するわけです。

CNAMEを設定したからと言って、メルマガが100%届くとは限りませんが、CNAME設定をすることで、メールの信頼性が向上し、スパム認定されにくくなります。
(ただし、CNAME設定には、全社・全組織的な承認が必要になる場合が多いので、合意を取り付けてから設定することをお勧めします)

文面にも気を配りましょう

CNAME設定、完了。これで安心だぜ。

とはいきません。残念ながら、世界はもう少し複雑なようです。

メールがスパム認定されるのは、文面(コンテンツ)が関係していることも少なくありません。

例えば・・・
・URLがやたらいっぱい含まれている文面
・煽り的な表現を多用している文面
・過度な飾り文字・飾り線を使用している文面
・件名がない文面
・・・・・・・

これから送ろうとしているメールが、どのくらいスパム認定されやすい/されにくいのか、点数で判定してくれるサービスもあるので、不安に思われた方はこのようなサービスを使うと安心です。

▼メールテスター
http://www.mail-tester.com/

それでもダメなときもある

CNAME設定もした。
メール文面も、問題なさそうだ。

となっても、メールが届かない、ということも発生します。
世の中に絶対なんてない。。。という真理に思いをはせてしまう瞬間です。

他に考えられる、代表的なメール不着理由をいくつか挙げてみましょう。

▼ツールから配信されたことは確認できているが、相手側のサーバで受け取った後、何らかの理由で削除された。
→相手側のサーバがメールを受け取ると、その後の動きは追跡することができません。サーバから各メールフォルダに届く前に削除されると、スパムメールフォルダから見つけることもできなくなりますが、メールサーバ設定のポリシーは受け取る側によって異なるため、はっきりした理由はわからない、というのがなんとも難しいところ。

▼ツールから配信されたことは確認できているが、相手側のサーバで受け取った後、何らかの理由で削除された。
→相手側のサーバがメールを受け取ると、その後の動きは追跡することができません。サーバから各メールフォルダに届く前に削除されると、スパムメールフォルダから見つけることもできなくなりますが、メールサーバ設定のポリシーは受け取る側によって異なるため、はっきりした理由はわからない、というのがなんとも難しいところ。

▼メールを受け取った誰かが、スパムメールとして通報してしまった。
→これも、送信側で制御することはできません。送信側としては、有益な情報を、適切な頻度で送るようにつとめる、くらいでしょうか。。。

▼お客様のメールフォルダが一時的にいっぱいで送れない
→時間が解決してくれるのを待つのみです。

まとめ

メールの世界はなかなか複雑で、送信側がコントロールできない領域もありますが、メルマガ配信前に、送信側でできる対策はなるべくやっておくべし、という心意気で取り組む必要があるでしょう。

投稿者プロフィール

森川 亜希子
森川 亜希子デジタルマーケティング部 マーケティング マネジャー
あなたが今よりもっと円滑にマーケティング活動できるよう、顧客データベースの構築や法人データの整備、Webセミナー等のイベント運営を幅広くご支援。関わったお客様が笑顔になるセールス&マーケティング業務のサポートをいたします。あくまでも、本業はシンガー。永遠の25歳。
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