ABMの有効施策の一つ、封書/手紙による高役職者へのアプローチ方法、いわゆるオファーレターの作成方法についてお伝えします。
役職者に届くオファーレターの作り方
オファーレターとは
高役職者、エグゼクティブに対するアプローチの一つにオファーレターがあります。封書/手紙にて本人にオファー資料を送付、可否レスポンスを待つか、またはコールにて確認する方法です。企業向け手紙施策、CXOレターとも呼ばれるものです。
オンライン施策ではアプローチできない、大手法人の役員に直接オファーできる点で有効な施策です。とはいえ、ただ封書を送付するだけでは同様のアプローチをかけたその他大勢のレターにまぎれ、本人の手に届く前に捨てられてしまいます。
重要なものと判断され、確実にキーパーソンの手に届けるには、相応の準備が必要です。
そこで今回は、過去に役員宛てに届いたレターの仕分けを担当していたという弊社社員に、「確実に届くオファーレターの作成方法」について聞いてみました!
捨てられるオファーレターの特徴
升水
まず、部署単位で届くDMと、社長あてに届くDMがあって、部署単位で届くものについては、「営業企画部長御中」みたいなものは捨てていた、ということでいいのかな?
町田
そうですね、姓名が入っていないものは基本的には捨てる。名前がなくて、チラシとか、透明封筒に入ったものとか、紙ペラ、両面印刷みたいな…、明らかにDMだよね、と分かるものは基本的にはポイポイ捨ててましたね。
升水
逆に判断に迷うものっていうのは、どういうものなの?
町田
中身が見えないものですね それは上の人に判断してもらうということで、そのまま渡します。
でもそういうものって本当に少なくて…。考える余地はほぼなくて、ラベルしか見ていないですね。姓名が書かれているかどうか、判断基準はそれだけです。決められた通りの流れ作業、朝イチの。だから早く終わらせて他の作業したい、という。
升水
それくらい膨大に届くということだよね
町田
そうですね …あ、経理向けは除外してましたね。宛先が姓名なしの、「経理担当者」であっても。経理関連は何かあるかもしれないから、それは即捨てるということはなかったです。
升水
請求書を送る際にレターをしのばせておくという施策も古くはありましたな。
僕は元々この会社に来る前は、DMをこさえる側にいたので、こんな風に捨てられていたのかと思うわけだけれども、でも、逆に言えばルーティーンで判断しているということは、勘所を押さえれば届くということだよね。
開封されるオファーレターの特徴
升水
明らかにDMと分かるものというのは、先ほど挙げたようなチラシ然としたもの、角2封筒サイズのものということだよね。
対して、長3サイズの、私信ととれるようなものは、やはり捨てない?
町田
私信を捨てるというのはあってはならないことなので…、やっぱり、中身が見えないもので、正確な姓名があったら、「こんなの来てますけど」と上の人に確認します。
升水
①正しい姓名宛てに
②長3サイズの中身が見えない封筒を使用して
③「こういうオファーをしたい」と明確に記して
④つきましては「セミナーにご参加ください」のように次アクションを提示しておく
そうすれば確実にキーパーソンに届く、と。
町田
仕分け担当の方で中身を確認する場合もあるわけなんですが、そういうときに、「こういうセミナーがあるみたいです」「競合の何々株式会社の事例が紹介されてます」とか、一言で説明できる、明確なオファーがあると、伝えやすいですね。
オファー領域が明確なら、「じゃあ、あいつにセミナー聞いておくように言っておいて」とか、役職者本人じゃなくても、同じ領域を見ている別の人間に繋げる、という流れになったりもしますので。
まとめ
トップアプローチの一つとして、見逃せないオファーレター。確かな方法で実行すれば、開封率は2-3%はUPします。
狙った企業のキーパーソンへのアプローチの全体像、
・プロセス設計
・リストの作成方法
・フォローコール
などについては▼こちらで詳しくお伝えしています!
▼「コロナ禍で成功するBtoBマーケティング手法」書き起こし&アーカイブ動画
セミナー本編が盛り上がりすぎて、十分に拾いきれなかった「捨てられないオファーレターのポイント」について改めてお伝えしました。エグゼクティブ向けコールについてはこちらもご参考ください。
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投稿者プロフィール
- 中の人は複数人。インサイドセールス担当からデータ関連担当大臣まで、交代で執筆しています。News、マーケティング用語集等お役立ち情報をアップしていきます。
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