福重広文のインド マーケティング事情 パートナー視察レポート(前編)

インドの風景 海外情勢
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2017年3月24日から31日までインドのパートナーを視察に行ってきましたので、報告を兼ねてお話をしたいと思います。

インドに出発する前に必要なこと

まず、インドはビザが必要で個人で申請する場合、下記の点が注意事項です。

Web上でインド大使館のVISA取得代行のページがあり、そこからeVISAをWeb申請が可能(約25ドル)だが、ほとんど却下されるので意味がない。合否は2日後に来る。私も海外に10年住んでいた経験があるにも関わらず、このeVISAのフォーム作成には泣かされた。25ドル寄付した格好で終了。ほとんどの日本人には困難な内容かと思う。

お奨めは、ネット経由で申請フォームに必要事項を書き、ダウンロード印字して、申請はVISA発行を代行している下記のセンターに行くことをお勧めします。
申請時の写真は、特別サイズなのでセンターにある自動撮影機で取るのがよい。

フォームの中に英語で「Visible identification marks」という質問が出てくるが、これは、身体的特徴のことで、ほくろなどを一般的には記載するそうだが、「NA」と記載で全く問題ない。

申請書を持参し、問題なければ3日程度でビザを発行してくれる。途中で携帯電話にメールでビザの進捗状況を知らせてくるので、この点は便利に感じた。(英語のみ)

最後に、パスポートは忘れないこと。そして、申請費用は約2000円程度、写真撮影は800円でした。

ここからは、現地からの報告(インド国内の事情)

今回訪問したTamil Nadu州(タミル・ナードゥ州)について

今回、訪問した地域は南インドでTamil Nadu州(タミル・ナードゥ州)で州全体約4億人程度の大きな地域。訪問したのは、チェンナイ(旧マドラス)でデリー、ムンバイ、カルカタ、バンガロールについで5番目の大都市(人口800万人)

交通事情はどうなっているのか?

当たり前だが、人がとにかく多いことと交通事情がカオス状態である。車(スズキが多い)、三輪車(トクトク)、バイクが所狭しと忍者の如く隙間がちょっとでもあれば、なだれ込んでくる。さらに、日本と同じ右ハンドル左レーン運転だが、平気で対向してバイクやトクトクが走ってくる。良く事故が起きないのが不思議である。運転は控えることをお勧めする。

食事についてはカレーばかりではない

日本を出発する前は、朝から晩までカレー、カレーと言われたが、全くそのようなことはない。
特に海辺で魚の豊富なTamil Nadu州は、イカやエビ、さつま揚げなど日本と変わらない食材が豊富にある。カレーはルーとして好きな種類を好きな分だけ、ごはんにかけて食べるので、カレーを食べない食事は、平気にある。また、ホテルやレストランでは、西洋料理もふんだんにありまったく日本と変わらない。

ただ、ペットボトル以外の水は飲まないこと。生野菜は食べないようにした。ビールは現地生産でヨーロッパの有名なブランドが数種類あり、どれもおいしい。またワインが何でもある。

その結果、5日間で5kg太ってしまった。人によるだろうが、同行した社員も5kg太ってしまうほどである。

費用感や物価は非常に安い

現地の大卒の初任給が日本円で2万円程度、ホテルも日本で2万円程度の感覚の良いホテルが3000-4000円程度、レストランも非常に安い
2DK程度の家賃は、州都の中で2~3万円程度払えば、りっぱな部屋を借りることができる。

治安はどう感じたか

夜は出歩いていないのではっきりしないが、治安は非常に良く、危険はほとんど感じなかった
日本のように、クラブや女性が傍に来るような歓楽街が無いのも理由かもしれない。

気になるトイレ事情は

トイレは日本とほぼ同じで、すごくきれい
実は、到着するまで知らなかったが、セミオートのウォシュレットがあったのには驚くと同時に感謝感激した。セミとは、水道に直結した小さいシャワーのような器具が先端についており、手動でお尻を洗浄できることである。

気候について

トクトクやバイクが所狭しと走り、青い排気ガスを吐き出しており、今は問題ないが数年後には、排気ガスで町が充満するイメージを持った。

たぶん、公害対策が次のビジネスになるのは確実であろう。

気温は、3月末は毎日30度前後、雨がふらず、湿気も日本程ではないので過ごしやすいと感じた。

今回の報告は以上とし、次回の報告でインドのIT事情や当社のパートナー企業について述べてみたいと思います。

つづく

▼アイアンドディーは海外企業向けのコンサルティング経験と実績をもとに、日本進出支援のサービスを提供しています

投稿者プロフィール

福重広文
福重広文
株式会社アイアンドディー代表取締役社長

日本初の本格的なダイレクトマーケティングの立ちあげ、米国アイオワ大学、アリゾナ大学と共同で多くのリサーチプロジェクトに従事する。
【コンサルティング分野】
製造業設備、設計・CAD・CAM・CAE、ロボット、生産管理系IT、ERP、電話道®(インサイドセールス、テレマーケティング、テレセールス)、B2Bマーケティング全般、セミナー支援、効果的なダイレクトメール作成方法、通販関係、貿易業務、海外進出
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